業者の選び方

テンとイタチの違い

先に結論。見分ける決め手は3つ

尾、体の大きさ、毛色の3点で判断できます。

テンは尾が太く、体が一回り大きく、冬に顔が白っぽくなる場合があります。

イタチは胴が細長く、体が小さく、毛色は茶褐色から山吹色です。

ただし、1つだけで決めないでください。

体の大きさは、イタチのオスとメスでも大きく違うためです。

2つ以上が当てはまるかどうかで判断してください。

なお、家に入られたときにすることは、どちらでもほとんど変わりません。

全体の流れはイタチの見分け方と駆除にまとめています。

外見で見分ける

尾の太さと長さ

国土交通省太田川河川事務所は、テンの尾を太いとしています。

イタチについては、胴が細長いという特徴が挙げられています。

尾の長さは、種の判別にも使われます。

環境省は、尾の長さが頭から胴までの長さの半分以上ある個体を、チョウセンイタチと判別するとしています。

これはイタチ2種を分けるための基準ですが、尾をよく見ることの重要性を示しています。

体の大きさ

ここが最も差の出る点です。

国立環境研究所は、ホンドテンを頭胴長45センチ、尾長19センチ、体重1.1〜1.5キロとしています。

国土交通省太田川河川事務所は、オスを頭胴長約45センチ、体重約1500グラムとしています。

同事務所はメスを頭胴長約40センチ、体重約900グラムとしています。

農林水産省のマニュアルは、頭胴長40センチ前後、尾長20センチ前後としています。

資料によって数値に幅がありますが、40センチ台という点は共通しています。

一方、イタチはどうか。

国立環境研究所によると、ニホンイタチのオスは頭胴長27〜37センチ、体重290〜650グラムです。

メスは頭胴長16〜25センチ、体重115〜175グラムです。

体重には、はっきりした差があります。

メスと比べれば、さらに差が広がります。

国立環境研究所も、ホンドテンはニホンイタチのオスより体長・体重ともに明確に大きいとしています。

チョウセンイタチのオスは頭胴長28〜39センチ、体重650〜820グラムで、イタチのなかでは大型です。

それでもテンには届きません。

毛色と、季節による変わり方

テンは季節で見た目が変わります。

国土交通省太田川河川事務所によると、夏は褐色です。

冬は、鮮やかな黄色の「キテン」と、灰褐色のままの「スステン」に分かれます。

農林水産省は、夏毛は顔が黒く体が茶褐色、冬毛は顔が白く体が明るい黄色になるとしています。

つまり、冬に顔が白っぽい個体を見たなら、テンの可能性が高くなります。

イタチの毛色は季節で大きく変わるという記述が、公的機関の資料では確認できませんでした。

環境省によると、ニホンイタチは茶褐色から赤褐色です。

チョウセンイタチは、やや褐色がかった山吹色とされています。

テンはイタチの仲間なのか

仲間です。

国立環境研究所の分類では、どちらも哺乳綱 食肉目(ネコ目) イタチ科です。

見分けが難しいのは、同じ科の動物だからです。

ただし、同じ科であることと、同じ扱いであることは別です。

法律上、狩猟鳥獣としての指定内容には違いがあります。

イタチはオスとメスで扱いが分かれますが、テンにはその区別がありません。

この点は後ほど詳しく書きます。

ハクビシンと迷っている場合は、顔を確認してください。

鼻先から額へ一本の白い線が通っていればハクビシンです。

体の大きさも違います。

ハクビシンは頭胴長60センチ超で、体重は約3キロあります。

詳しくはハクビシンの見分け方と駆除をご覧ください。

姿を見ていない場合

実際には、姿をはっきり見られないまま調べている方が多いはずです。

その場合、手がかりになるのは体格の差です。

テンは資料により、約900グラムから1.5キロとされています。

ニホンイタチのオスは290〜650グラム、メスは115〜175グラムです。

ただし、音の重さと種類の対応を示す出典は確認できていません。

音だけで種を確定させることはできないと考えてください。

イタチの場合、肛門腺から強い臭気を出すという特徴があります。

強い臭いがあるなら、イタチの可能性が上がります。

天井裏で音がするフンが落ちているから、候補を絞る方法もあります。

どこにいる動物なのか

生息域も手がかりになります。

国立環境研究所によると、ホンドテンの自然分布は本州・四国・九州です。

北海道南部の個体群は、毛皮生産目的で移入されたものとされています。

イタチのほうは、種によって分布が違います。

ニホンイタチの自然分布は本州・四国・九州で、北海道へは1880年代に移入されました。

チョウセンイタチは、福井・岐阜・愛知以西の、沖縄を除く西日本に分布しています。

家に入るのか

イタチについては、複数の自治体が住宅被害を案内しています。

大阪府と堺市は、グラスウール断熱材をほぐして営巣し、子育てすることがあるとしています。

東大阪市は、既存の穴や隙間を巣に使い、屋根裏や床下に住み着くとしています。

テンについては、農林水産省が、中山間地域では家屋の屋根裏や物置を利用することがあるとしています。

都市部の天井裏被害について書かれた公的資料は、確認できませんでした。

このサイトでは、確認できなかったことを確認できたかのようには書きません。

どちらも家に被害を出すのか

堺市が挙げているのは、天井裏の騒音、糞尿の臭気、台所や店舗への侵入です。

大阪市住吉区も、天井裏を走り回る騒音と、尿・糞の臭いを挙げています。

南あわじ市は、足音・鳴き声の騒音、建材の破損、排せつ物の悪臭を挙げています。

大東市は、イタチによるノミ被害にも言及しています。

テンについては、雑食性で、果実・昆虫類・カエル・小魚・小鳥・ネズミなどを食べるとされています。

どちらも、危険な動物として煽るような書き方をするつもりはありません。

起きるのは、音と臭いと汚れです。

体調に変化があった場合は、医療機関にご相談ください。

このサイトでは、症状や治療については扱いません。

法律上、できないこと

どちらも、許可なく捕獲することはできません。

ここは種が違っても同じです。

ただし、狩猟鳥獣としての指定内容には違いがあります。

環境省が狩猟鳥獣として指定しているのは「イタチ(オス)」です。

群馬県も、狩猟の対象を「イタチはオスに限る」と明記しています。

平成29年9月から、チョウセンイタチのメスのみが狩猟鳥獣に追加指定されました。

一方、テンは「テン(ツシマテンを除く)」として指定されています。

群馬県によると、テンの狩猟対象規定には、イタチと違ってオス・メスの区別がありません。

ただし、これは狩猟の話です。

住宅の被害を理由に捕獲する場合は、別の制度になります。

大阪府、北九州市、東大阪市は、いずれも捕獲には市町村長等の許可が必要だと案内しています。

申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。

許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります。

わなを使う場合も、事前の申請が要ります。

栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要です。

わなは1日1回以上の見回りが義務づけられています。

対象以外の動物がかかった場合は、直ちに放獣することとされています。

つまり、テンを狙って仕掛けてイタチがかかることも、その逆もあり得ます。

種の見分けは、この場面でも関わってきます。

種類が分かったあと、何をするか

順番は、どちらでも同じです。

追い出して、汚れを取って、侵入口を塞ぐ。

駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれます。

封鎖をしなければ再発します。

イタチについては、侵入口の目安が公表されています。

大阪府は、3センチメートル四方の穴から出入りできると案内しています。

大東市は3センチ未満の網目の資材を推奨しています。

塞ぐ順番には注意してください。

中にいる状態で出入口を塞ぐと、閉じ込めることになります。

出ていったことを確認してから塞いでください。

天井裏の作業は、足場と姿勢の問題があります。

無理をせず、任せる範囲を決めてください。

見積書のどこを見るかはいい業者の見つけ方にあります。

自治体の制度が使えるか確認する

捕獲許可の申請先は、市区町村または都道府県の担当課です。

捕獲器を貸し出している自治体もあります。

制度の有無と条件は市区町村ごとに異なり、年度で変わることもあります。

注意していただきたいのは、捕獲とそのあとの工事が別だという点です。

板橋区のハクビシン・アライグマ捕獲駆除事業では、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒が対象外です。

町田市のアライグマ・ハクビシン防除事業でも、消毒と侵入口の封鎖は自己負担です。

いずれもイタチやテンを対象とした制度ではありません。

条件の付き方の例として見てください。

捕獲だけ済ませて封鎖をしないと、また入られます。

お住まいの自治体に何があるかは、自治体の制度から確認してください。

金額は現場を見ないと出ません。まず、頼む前に確かめることを知っておいてください。

依頼する前に確認すること 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。確認する点を6つにまとめています。

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出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-09-22。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

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