いい業者の見つけ方
この業界は、同じ作業でも金額が大きく変わります。 高いか安いかより先に、見ないで金額を出していないかを確かめてください。
- 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。金額は侵入口の数で決まるため
- 見積書が「駆除一式」だけの業者は避ける。あとから積み増しやすい
- 保証は年数ではなく、何が対象で、再発時に無償かを見る
- 家に出るネズミ3種以外は捕獲に許可が要る。申請を扱えるかを聞く
- その場で契約しない。急がせる業者は、それ自体が判断材料になる
- 自治体の制度が使えないかを先に確認する
1. 現地を見ずに総額を出さないか
駆除の金額は、侵入口が何箇所あるかと、その高さで決まります。
屋根裏を見ないうちに総額が出るということは、条件を確かめずに数字を言っているということです。
電話で伝えられるのは「見に行くまでは分からない」か「最低いくらから」までです。 この段階で総額を断言する業者は、あとで積み増す前提と考えてよい場合が多くなります。
2. 見積書の内訳が出るか
「駆除一式 ◯◯円」だけの見積書は、あとから何を足されても分かりません。
最低でも、次が別々の行に分かれている必要があります。
| 追い出し・駆除 | 方法と、作業の回数 |
|---|---|
| 侵入口の封鎖 | 箇所数と単価。ここが総額を決める |
| 清掃・消毒 | 対象の範囲(屋根裏全面か、部分か) |
| 断熱材の交換 | 必要な場合のみ。面積と単価 |
| 足場・高所作業 | 必要な場合のみ |
封鎖の箇所数が書かれていない見積書は、その場で理由を聞いてください。
見積書の形式は業者によって違います。まず現地を見てもらい、内訳の出る見積を取ってください。
依頼する前に確認すること 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。確認する点を6つにまとめています。3. 保証は年数ではなく中身を見る
「最長5年保証」と書かれていても、対象が限られていることがあります。
確かめるのは3点です。
- 対象は同じ獣種の再発だけか、別の獣種も含むか
- 再発したとき、作業は無償か、出張費だけ有償か
- 封鎖した箇所以外から入られた場合も対象か
口頭ではなく、保証書として書面で出せるかどうかも聞いてください。
4. 捕獲の許可を扱えるか
鳥獣保護管理法により、家に出るネズミ3種以外の対象獣は許可なく捕獲できません。
わなを使う場合、自治体への申請が必要になります。
この申請を代行できるか、あるいは追い出しと封鎖で対応するのかを、はっきり説明できる業者を選んでください。
アライグマは特定外来生物なので、扱いがさらに限られます。 コウモリは捕獲も殺傷もできず、追い出しと封鎖しか方法がありません。 冬眠期(おおむね12〜3月)は追い出しもできません。
ここを曖昧にしたまま「捕まえます」と言う業者は、法令の理解が足りない可能性があります。
5. その場で契約しない
国民生活センターは、害虫駆除のトラブルについて 「料金や作業内容に納得できない場合は、その場での支払いは避けましょう」と案内しています。
また「事業者への依頼が本当に緊急で必要なものか冷静に考えましょう」とも書かれています。
急がせること自体が、判断材料になります。
出典: 国民生活センター「【広告の格安料金に要注意!】作業後に高額請求する害虫駆除トラブル」(2025年3月4日)
広告の格安表示と実際の請求額がどれだけ違うかは、 格安表示と追加請求の手口にまとめています。
6. 自治体の制度を先に確認する
ハチの巣の駆除を無料で行っている自治体があります。
捕獲器を貸し出している自治体もあります。
対象になるかどうかで、かかる費用が大きく変わります。
相見積もりを取るべきか
取ったほうがよい場合が多くなります。
ただし、金額だけを並べても比べられません。
封鎖する箇所数が違えば金額が違うのは当然で、安いほうは封鎖箇所が少ないだけ、ということが起こります。
比べるのは総額ではなく、封鎖する箇所数と保証の条件です。
現地調査と見積は無料の業者が多く、この段階で断っても問題ありません。
依頼する前に確認すること 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。確認する点を6つにまとめています。