業者の選び方

屋根裏で音がする。正体を音から絞る

先に、動物ではない可能性を消す

気づいたきっかけ別の入口は気づいたきっかけから調べるにまとめています。

このページでは、音から候補を絞ります。

屋根裏で音がすると、まず動物を疑います。

ただ、動物ではないこともあります。

先にここを消しておくと、無駄な手配をせずに済みます。

住まいるダイヤルによると、木造住宅では木材の乾燥による軋み音が生じることがあります。

冬の乾燥時や、天井裏と室内の温度差が大きい時です。

この音は数年にわたって続くことがあります。

そして、必ずしも施工上の瑕疵ではなく、木材の自然な性質による可能性があるとされています。

マンションの場合は、別の原因も報告されています。

給排水管のウォーターハンマー音や、ポンプ・エレベーターの振動が、壁や床を伝わって聞こえる例です。

天井にシミが出ている場合も、雨漏りとは限りません。

室内外の温度差による結露が原因の場合があります。

住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、無料で相談できます。

音が規則的だったり、気温が下がった時だけ鳴ったりする場合は、こちらを先に確認してください。

駆除業者に連絡しても、解決しない相談になります。

音の種類で、まず3つに分ける

動物の可能性が残った場合の話に移ります。

音は大きく3つに分かれます。

足音、かじる音、羽ばたく音です。

鳴き声で見分ける説明をよく見かけますが、先にこの3つで分けたほうが早く進みます。

鳴かない個体もいますし、鳴き声は聞き分けが難しいからです。

一方、かじる音と足音は、音そのものの性質が違います。

何かを削るような音なのか、上を移動していく音なのか。

この区別なら、聞いたご自身で判断できます。

どれなのかが分かると、候補はかなり絞れます。

順番に見ていきます。

カリカリ、ガリガリと聞こえる

ネズミは前歯が伸び続けるため、配線や柱をかじります。

ただし、かじる音がすればネズミだと決められるわけではありません。

南あわじ市は、イタチの被害として建材の破損を挙げています。

かじられた跡やフンを併せて確認してください。

ネズミだった場合は、対処が大きく変わります。

環境省によると、いえねずみ類3種は鳥獣保護管理法の対象外とされています。

クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種です。

この3種であれば、許可なく自分で駆除できます。

詳しい手順は天井裏・屋根裏のネズミにあります。

カサカサ、ガサガサと聞こえる

ネズミの体長は、種類によって約6センチから26センチです。

ハツカネズミが約6〜9センチ、ドブネズミが22〜26センチとされています。

クマネズミは、東京都の資料で15〜20センチ、別の資料では15〜23センチとされています。

この音だけで種を確定させるのは難しいのが実情です。

フンや足跡、かじり跡と合わせて判断してください。

ドン、ドタドタと重い音がする

ここは、体重の差で考えられます。

ハクビシンは体重が約3キロあります。

ホンドテンは、資料により約900グラムから1.5キロとされています。

ニホンイタチのオスは体重290〜650グラム、メスは115〜175グラムです。

ネズミは体長が約6センチから26センチで、これよりさらに小さい動物です。

体格にこれだけ差があるので、音の印象も変わる場合があります。

ただし、音の重さと種類の対応を示す出典は確認できていません。

重い足音がしたからハクビシン、とは決められません。

候補を思い浮かべる手がかりとして使い、確定は痕跡で行ってください。

この3種は、ネズミとは法律上の扱いが違います。

いずれも鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲することも、殺すこともできません。

ハクビシンの見分け方と駆除イタチの見分け方と駆除で、それぞれの見分けを扱っています。

バタバタと羽ばたく音がする

前橋市は、アブラコウモリについて「キー・キー鳴く」「バタバタと飛ぶ羽音がうるさい」と案内しています。

時期も手がかりになります。

前橋市によると、春から秋の夕暮れに活動し、11月頃から4月頃は冬眠します。

冬に音がしないのに、春になって再開したという場合は、可能性があります。

コウモリだった場合、できることが限られます。

鳥獣保護管理法の対象で、捕獲・殺傷はできません。

追い出しと侵入口の封鎖で対応することになります。

ただし、冬眠期(おおむね12〜3月)は追い出しができないため、作業できる時期が限られます。

詳しくはコウモリのページをご覧ください。

鳴き声がせず、足音だけの場合

鳴き声で見分ける記事は多いのですが、鳴かないことも普通にあります。

鳴き声がしないことは、いない理由になりません。

その場合は、痕跡から絞ります。

フンの大きさ、足跡の形、かじり跡、そしてラットサインです。

東京都保健医療局によると、ラットサインとは、通り道に体の脂と汚れが付いてできる黒光りしたこすり跡のことです。

墨田区は、常に出入りしている穴の縁には、黒く薄汚れたラットサインが見られる場合が多いとしています。

黒ずんだ跡があれば、そこは通り道です。

足跡が残っている場合、指の本数が手がかりになります。

東京都環境局によると、タヌキの足跡は指が4本で全体に丸く、アナグマは指が5本で爪が長いとされています。

ハクビシンは、前足も後ろ足も丸い形の5本指です。

フンが落ちている足跡が残っているでも絞り込めます。

昼間にも音がする場合

夜行性だから夜、とは限りません。

ハクビシンは夜行性で、国立環境研究所によると、昼間は樹洞や岩穴、人家の屋根裏などで休憩します。

つまり、いるけれど動いていない状態です。

イタチについては、自治体によって記述が割れています。

東大阪市は、1年中活動し、都市部では昼夜とも活動すると案内しています。

ネズミの場合、東京都保健医療局は、人が寝静まった夜間や、留守で人がいない時間帯に活動することが多いとしています。

在宅中は静かで、出かけると動くということです。

昼行性の動物もいます。

ニホンリスは昼行性で、主に樹上で活動します。

昼間だけ音がする場合、候補は夜とは変わります。

候補が絞れたら

ここから先は、種類によってできることが変わります。

許可なく捕獲できるのは、家に出るネズミ3種だけです。

ハクビシン、イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、コウモリは鳥獣保護管理法の対象です。

許可なく捕獲することも、殺すこともできません。

住宅の被害を理由に捕獲する場合は、市区町村または都道府県への申請が要ります。

許可なく捕獲した場合、罰則を受ける可能性があります。

種類が分からないまま、わなを買わないでください。

どの動物であっても、共通してできることはあります。

侵入口を塞ぐことと、餌になるものを減らすことです。

ただし、中にいる状態で出入口を塞ぐと閉じ込めになります。

出ていったことを確認してから塞いでください。

業者に頼む場合、見積書のどこを見るかはいい業者の見つけ方にあります。

自治体に相談できる場合もある

屋根裏の動物について、相談を受け付けている自治体があります。

横須賀市は、屋根裏や縁の下にムササビ・コウモリ・タヌキが棲みついた場合の相談への回答を公開しています。

捕獲の制度を持っている自治体もあります。

ただし、制度の有無と条件は市区町村ごとに異なり、年度で変わることもあります。

このサイトでは、確認できた自治体の運用だけを、自治体名つきで掲載しています。

お住まいの自治体に何があるかは、自治体の制度から確認してください。

なお、捕獲と、そのあとの封鎖・消毒が別になる自治体があります。

板橋区のハクビシン・アライグマ捕獲駆除事業では、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒が対象外です。

町田市のアライグマ・ハクビシン防除事業でも、消毒と侵入口の封鎖は自己負担です。

どちらもハクビシン・アライグマが対象で、他の獣種の制度ではありません。

症状ごとの入口は気づいたきっかけから調べるにまとめています。

金額は現場を見ないと出ません。まず、頼む前に確かめることを知っておいてください。

依頼する前に確認すること 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。確認する点を6つにまとめています。

← 気づいたきっかけから調べる

出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-09-22。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

依頼する前に確認すること

見積書のどこを見るか。6つの確認点