業者の選び方

ネズミが嫌がる音は効くのか

先に結論。音だけで終わらせると戻ってくる

音を探してこのページに来た方に、最初に書いておきます。

効果があるかどうかを示す出典は、確認できませんでした。

分かっているのは、装置を扱っている側が挙げている限界のほうです。

駆除業者の害獣対策の窓口は、超音波装置について1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があると案内しています。

そして、仮に出ていってもらえたとしても、入口が開いたままなら戻られます。

音を試すこと自体は止めません。

ただ、それだけで終わりにしないでください。

ネズミ全体の話はネズミの見分け方と駆除にまとめています。

慣れる、という問題

ここは、装置を扱っている側の説明をそのまま書きます。

駆除業者の害獣対策の窓口は、超音波装置について3つのことを案内しています。

1つめは、1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があることです。

2つめは、超音波が届く範囲には限界があり、1か所に置くだけでは足りない場合があることです。

3つめは、装置によって対象の動物が異なることです。

買う前に、対象にネズミが含まれるかを見てください。

装置を扱っている側が、ここまで書いています。

置けば解決する、という種類の道具ではありません。

効果があったかどうかを見るなら、痕跡で判断してください。

フンが増えていないか、かじり跡が新しくなっていないか。

ラットサインが増えていれば、まだ通っているということです。

猫やフクロウの鳴き声は効くのか

天敵の鳴き声を流せばいい、という方法もよく見かけます。

ここは正直に書きます。

猫やフクロウ、鷹の鳴き声にネズミを追い払う効果があるかどうか、確認できる出典が見つかりませんでした。

効果があるとも、無いとも書きません。

公的機関の資料にも、害獣対策の窓口の案内にも、この点についての記述を確認できていません。

分からないことを、分かったように書かないという方針です。

もし試すとしても、これから書く侵入口の確認と並行してください。

音の種類を問わず、入口が開いていれば戻るという点は変わりません。

音で追い出せたとして、そのあと何が起きるか

駆除の作業は3つの工程に分かれます。

「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」です。

封鎖をしなければ再発します。

音でできるのは、このうち最初の一部だけです。

つまり、音を試すこと自体は間違いではありません。

そこで終わりにすることが問題です。

順番としては、音を鳴らす前に侵入口を探しておくほうが効率的です。

出ていった直後に塞げる状態を作っておけるからです。

侵入口を先に見つける

ここは、公的機関が具体的な探し方を公表している領域です。

手がかりになるのが、ラットサインです。

東京都保健医療局によると、ラットサインとは、通り道に体の脂と汚れが付いてできる黒光りしたこすり跡のことです。

墨田区は、常に出入りしている穴の縁には、黒く薄汚れたラットサインが見られる場合が多いとしています。

つまり、黒ずんだ跡がある隙間が、いま使われている入口です。

探す隙間の大きさも分かっています。

東京都は、クマネズミが1.25センチ以上の隙間を通り抜けられるとしています。

墨田区は1〜2センチ程度、江東区は約1.5センチ以上としています。

思っているよりずっと小さい隙間を見てください。

公的機関が勧めている方法

音より確実で、しかも手順まで公表されている方法があります。

餌になるものを片づける

東京都保健医療局は、餌になるものの管理を防除の基本としています。

対象として挙げられているのは、台所の食材や生ごみ、ペットフード、花瓶の花などです。

毒餌を使う場合は、特に重要になります。

近くにおいしい食べ物があると毒餌を食べないため、先に餌になるものを片づける必要があるとされています。

毒餌を使うなら、誤食への備えも先にしてください。

東京都は、ペットや子供がいる場合、段ボール箱の両面に穴を開けて中に毒餌を配置するなどの対策を案内しています。

また、ねずみがいなくなれば速やかに毒餌を回収することが重要としています。

粘着シートを置く

東京都保健医療局は、粘着シートのしくみを説明しています。

走っているネズミが足を取られ、もがくことで体全体が付着するというものです。

置き方にはコツがあります。

通路全体に複数枚を並べ、最低3日間は配置を変えないことが推奨されています。

1枚だけ置いて、翌日に動かす。

これは、推奨されている置き方と逆になります。

先ほどのラットサインで通り道を特定して、そこに並べてください。

侵入口をふさぐ

塞ぐのは、捕獲や追い出しが済んだことを確認してからにしてください。

中にいる状態で出入口を塞ぐと、閉じ込めることになります。

資材についても、公的機関が具体的に案内しています。

東京都保健医療局は、金属タワシや亀甲金網などの材料が有効としています。

江東区は、金タワシ、目の細かい金網、パテ等を案内しています。

日本ペストコントロール協会は、内外装の隙間やかじり穴をトタン板などでふさぐとよいとしています。

案内されている資材には、金属を使ったものが多く含まれます。

かじられやすい材料だけで塞がないこと、と考えてください。

ネズミは許可なく駆除できる

ここは、他の動物との決定的な違いです。

環境省によると、いえねずみ類3種は鳥獣保護管理法の対象外とされています。

クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種です。

つまり、この3種であれば自分で駆除できます。

捕獲許可の申請も要りません。

一方で、ハクビシンやイタチは鳥獣保護管理法の対象です。

許可なく捕獲することも、殺すこともできません。

天井裏の音がネズミだと思い込んでいて、実は違ったという場合、できることがまるで変わります。

ネズミかどうか確信が持てない場合は、屋根裏で音がするで候補を絞ってください。

自治体でもらえるもの

ネズミについては、保健所が窓口になっている自治体があります。

確認できた運用を、自治体名つきで挙げます。

新宿区保健所は、粘着シートのサンプルを1人1回まで、殺そ剤サンプルを1人1袋まで無料配布しています。

ただし、区による駆除作業は行っていません。

大田区は保健所の窓口で殺そ剤を配布し、捕獲用カゴを区民に1か月単位で貸し出しています。

江東区の保健所は、相談者に必要に応じて殺そ剤を窓口で配布しています。

制度の有無と条件は市区町村ごとに異なり、年度で変わることもあります。

お住まいの自治体については、自治体の制度から確認してください。

自分でやる範囲と、業者に任せる範囲

ネズミは許可なく駆除できるので、自分でできる範囲が広い動物です。

餌を断つ、粘着シートを置く、手の届く隙間を塞ぐ。

ここまでは、多くの場合ご自身でできます。

一方で、任せたほうがいい状況もあります。

ひとつめは、ラットサインを探しても侵入口が見つからないときです。

ふたつめは、天井裏の作業になるときです。

天井裏は足場がなく、姿勢の悪い作業になります。

みっつめは、塞いだはずなのに再発しているときです。

塞ぎ方か、塞いだ場所が違っている可能性があります。

天井裏にいる場合の進め方は天井裏・屋根裏のネズミにまとめました。

業者に頼む場合、見積書のどこを見るかはいい業者の見つけ方にあります。

金額は現場を見ないと出ません。まず、頼む前に確かめることを知っておいてください。

依頼する前に確認すること 現地を見ずに総額を出す業者は避ける。確認する点を6つにまとめています。

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出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-09-22。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

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